世界一難しいルービックキューブ:17x17から33x33まで

ふつうのルービックキューブは、どの方向にもパーツが3つ並んでいます。だから3x3と呼ばれます。でも、各面の層がもっと多い、ずっと大きなキューブもあります。4x4、5x5、7x7……そして33x33まで。世界でいちばん難しいのはどれでしょう? 揃えるのにどれくらいかかるのでしょう?

大会で使われるキューブ

World Cube Association(WCA)の公式大会では、2x2から7x7までのキューブが競技に使われます。層が1つ増えるごとにパーツも手数も大きく増え、それがタイムにも表れます。2026年10月時点の、1回のタイムの世界記録は次のとおりです。

  • 3x3:2.51秒
  • 4x4:15.18秒
  • 5x5:29.49秒
  • 6x6:57.69秒
  • 7x7:1分27.47秒

記録はよく更新されます。選手名や動画つきの最新の記録は、ルービックキューブの世界記録のページで見られます。

17x17:7時間半

7x7より大きいキューブの大会はありませんが、キューブそのものは存在します。2011年、オランダのパズル作家オスカー・ファン・デーフェンターが17x17を発表し、Over the Top(「やりすぎ」といった意味)と名づけました。3Dプリンターで作られ、パーツは1,539個、ステッカーは1,734枚。当時は世界最大のキューブでした。

YouTuberのケネス・ブランドンは、これを揃える様子を撮影しました。5日間に分けて、合計で約7時間半かかったそうです。早送りの動画はこちら。

時間がたっぷりある人は、8時間近くある完全版の動画もどうぞ。

記録:33x33

ギネス世界記録によると、きちんと回せるキューブとして世界最大なのは、フランスのグレゴワール・プフェニグが2017年に作った33x33です。彼はそれまで何年もかけて自分でキューブを設計してきました。可動パーツは6,153個、重さは3.15キロ、一辺は20.5センチ。ステッカーを貼るだけで20グラムの接着剤を使ったそうです。ギネス世界記録のチームが、ベルフォールにある彼の工房を訪ねています(英語の動画)。

買うことができる巨大キューブは、もう少し小さめです。量産品で最大なのはMoYu(魔域)の21x21で、パーツは約2,700個、2020年ごろに発売されました。ほかにShengShou(聖手)の19x19やYuXin(愚公)の17x17もあります。どれも高価で(21x21は千ドルを優に超えます)、毎日遊ぶようなものではありません。層を回すには根気と丁寧さが必要です。

本当に難しいの?

おもしろいことに、大きなキューブだからといって、ずっと複雑な解き方が必要になるわけではありません。ほとんどは「リダクション法」で揃えます。

  1. 各面のセンターを揃えます(17x17では、1つのセンターにステッカーが225枚あります)。
  2. 各エッジのパーツをつなげて、1本の長いエッジにします。
  3. そこから先は、3x3と同じ手順で揃えます。

偶数のキューブ(4x4、6x6など)では、3x3では起こらない「パリティ」という特別なケースも現れ、専用の手順で解決します。でも本当に難しいのは、迷子にならないことです。何千手もミスなく回し、すでに揃えた部分を崩さないようにしなければなりません。

いつか巨大キューブに挑戦したいなら、まずは3x3をマスターすることから。ルービックキューブの揃え方をステップごとに見ていきましょう。もっと小さいキューブでウォーミングアップしたい人は2x2の揃え方もどうぞ。次のキューブを探しているなら、パズルを買うのページに2x2から15x15までそろっています。