ジャグリングしながらルービックキューブを解く

ルービックキューブを1つ揃えるだけでも、多くの人にとっては大変です。ボール3つのジャグリングも簡単ではありません。では、その両方を同時にやるところを想像してみてください。3つのキューブを休みなく投げ上げ、1つが手に落ちてくるたびに1、2回回してから、また投げ上げるのです。中国の闕剣宇(Que Jianyu)はまさにそれをやってのけ、ギネス記録を持っています。

記録

闕剣宇がこの挑戦の練習を始めたのは11歳のとき。2年間練習を重ね、2017年の終わりに中国のテレビ番組で最初の記録を出しました。ジャグリングしながら3つのキューブを5分6秒61で解いたのです。翌年には自分でその記録を更新しました。2018年11月17日、ローマで収録されたイタリアの番組La Notte dei Recordで、タイムを5分2秒43まで縮めました。ギネス世界記録のこの動画に、その瞬間が映っています。

スローモーションに注目してください。キューブが手にあるのはほんの一瞬で、その間に面を1、2回回しています。スタート前には大会と同じように、3つのキューブを見るための15秒があります。

なぜそんなに難しいの?

3つの物でジャグリングをするとき、左右の手はそれぞれ約0.5秒ごとに物を受け取り、投げています。考えている暇はありません。回す動きは記憶だけで自然に出てこなければならず、しかも投げる軌道を乱してはいけません。キューブが1つでもうまく落ちてこないと、リズムが崩れて挑戦は終わりです。

もう1つ難しいのは、3つのキューブの状態を同時に覚えておくことです。キューブが手に戻ってきたら、そのキューブの解き方をどこまで進めたかを思い出し、ほかの2つを見失わない程度にだけ見る必要があります。速いキューバーは1つのキューブを50〜60手ほどで揃えるので、合計150回以上の回転を少しずつ行うことになります。

ギネス記録とWCAの記録

この記録はギネス世界記録のものです。ギネスは目隠し、水中、自転車の上など、あらゆるユニークな挑戦を認定しています。一方、公式大会の記録は別物で、World Cube Association(WCA)が管理しています。そこではタイマーと非常に厳しいルールのもと、ふつうの方法でキューブを揃えます。毎週更新しているルービックキューブの世界記録のページで、すべての記録を見られます。

挑戦してみる?

似たようなことに挑戦したいなら、1つずつ進めましょう。まずは解き方を見ずにキューブを揃えられるようになること。こちらがルービックキューブの揃え方です。忘れないように、解き方を覚えるコツもどうぞ。次に、ボール3つでジャグリングできるようになりましょう。両方できるようになったら、まずはキューブ1つから。片手からもう片方の手へ投げ、受け取るたびに1回回します。タイムはルービックキューブタイマーで計りましょう。根気よく続ければ、もしかすると……。