テオドル・ザイデルが初めて3秒を切ってからわずか8か月で、ルービックキューブの世界記録がまた大きく塗り替えられました。2026年10月6日、中国・広州で行われたGuangzhou Grand Open 2026で、中国の耿暄一(Xuanyi Geng)がキューブを2.51秒で解いたのです。
しかも彼は新顔ではありません。ザイデルの前の記録、3.05秒も彼のものでした。
どのように達成されたか
公式大会では、各ラウンドで5回解きます。記録が出たのは2回戦の1回目のソルブでした。そのラウンドのタイムは2.51、3.99、3.21、4.42、4.75秒で、平均は3.87秒。その後、決勝に進み、6位に入りました。
単発記録ではスクランブルも重要です。特に短い手順で解けるスクランブルもあるからです。とはいえ、それを瞬時に見抜き、1つのミスもなく実行しなければなりません。しかもすべて2秒半で。どう解いたのかを1手ずつ見たい方は、こちらの動画でソルブが再現されています。
再び大幅な更新
それまでの記録は、ポーランドのテオドル・ザイデル(Teodor Zajder)が2026年2月に出した2.76秒でした。耿暄一はそれを0.25秒更新しました。何年も100分の1秒単位でしか更新されなかった記録が、わずか8か月で3.05秒から2.51秒へと、0.5秒以上も縮まったことになります。
ルービックキューブの世界記録の移り変わりは次のとおりです。
| 年 | タイム | 記録保持者 |
|---|---|---|
| 1982 | 22.95 | ミン・タイ (アメリカ)、第1回世界大会にて |
| 2008 | 7.08 | エリック・アッケルスダイク (オランダ) |
| 2011 | 5.66 | フェリックス・ゼムデグス (オーストラリア) |
| 2018 | 3.47 | 杜宇生 (中国)、約5年間破られなかった記録 |
| 2023 | 3.13 | マックス・パーク (アメリカ) |
| 2025 | 3.08 | 王艺衡 (中国) |
| 2025 | 3.05 | 耿暄一 (中国) |
| 2026 | 2.76 | テオドル・ザイデル (ポーランド)、初の3秒切り |
| 2026 | 2.51 | 耿暄一 (中国) |
同じ大会では、もう1つ世界記録が生まれました。ロシアのティモフェイ・タラセンコが5x5で平均33.19秒を記録したのです。
平均の記録は?
多くのファンにとって最も重要なのは平均の記録です。運に左右されにくいからです。選手は5回解き、最も良いタイムと悪いタイムを除いた3回の平均を出します。この記録は今も中国の王艺衡(Yiheng Wang)が持っていて、2026年6月に平均3.51秒を記録しました。
すべての記録と動画はルービックキューブの記録のページでご覧いただけます。まだ解き方を知らない方は、ルービックキューブの解き方からステップごとに始めてみてください。2.51秒は無理でも、上達の速さにきっと驚くはずです。


