目隠しでルービックキューブを解く…しかも足で!

ルービックキューブを解くなんて簡単すぎる。
目隠しで解くのはおもしろくなってくるけど、まだ物足りない。
じゃあ、目隠しで、しかも足で解いたら?

目隠し解きを得意とするキューバー、ティモシー・ゴー(Timothy Goh)は、きっとそんなふうに考えたのでしょう。2018年5月、彼は目を覆い、足だけを使ってルービックキューブを解く様子を撮影しました。タイムは2分43秒79。キューブの記憶に約25秒、解くのに約2分18秒かかりました。

すごいのはタイムよりも、そこまでの苦労です。本人によると、1週間以上練習して100回以上挑戦し、成功したのはたった1回だけ。終わったあと、もう二度とやらないと言っています。

目隠しでキューブを解く方法

目隠し解きに手品のようなトリックはありません。2つの段階に分かれています。

  1. 記憶:目を開けたままキューブを見て、どのパーツがどこにあるかを覚えます。キューバーは、ステッカー1枚1枚に文字を割り当て、パーツを文字の並びに変え、それを言葉やイメージにして覚えやすくする特別な方法を使います。
  2. 解く:目隠しをして、頭の中の文字の並びにしたがって、1回に2〜3個のパーツだけを動かす手順でパーツを1つずつ揃えていきます。

タイマーは両方の段階で動いています。そしてミスは許されません。たった1回回し間違えただけで、目隠しを外したときにはキューブはバラバラのままです。

足だとなぜずっと難しいの?

手なら、面を90度回したのか180度回したのか、はっきり感じ取れます。足ではずっと不正確で、面が中途半端なところで止まったり、回しすぎたりすることがあります。キューブが見えないので確かめようがありません。ティモシーは、1回多く回してしまったのか、キューブの向きがわからなくなったのか、よくわからなくなったと説明しています。だからほとんどの挑戦が失敗に終わったのです。

足で解く競技は公式種目だった

冗談のようですが、足でキューブを解く競技(目は開けたまま)は、2019年末までWorld Cube Associationの公式種目でした。実施する大会がだんだん減ったため廃止されました。最後の世界記録は今も記録に残っています。単発はモハメド・アイマン・コリ(インド)の15.56秒、平均はリム・フン(マレーシア)の19.90秒で、どちらも2019年の記録です。一方、目隠しで足を使って解く種目は一度も公式になったことがないので、ティモシーの動画は非公式記録です。

手を使った目隠し解きは公式種目で、トップ選手は記憶の時間も含めて11秒ちょっとで解いてしまいます。この記録もほかの記録もすべて、ルービックキューブの世界記録のページで見られます。

興味がわいてきましたか? 最初の一歩は、目を開けてキューブを揃えられるようになることです。ルービックキューブの揃え方から始めましょう。