世界最大のルービックキューブ・モザイク

ルービックキューブには6つの色があり、各面には9つの小さなマスがあります。たくさんのキューブを並べ、それぞれの正面がちょうど必要な色になるように回すと、1つ1つのマスが画面の画素のような役割をします。これがルービックキューブ・モザイクの作り方です。近くで見るとキューブの山、遠くから見ると1枚の絵になる、巨大な作品です。

マカオのモザイク

この動画は、とくに有名なモザイクの1つがどう作られたかを記録したものです。ショッピングセンターOne Centralのために作られ、2012年12月に公開されたマカオのスカイラインです。制作したのは、長年ルービックキューブでアートを作っているジョシュ・チャロムのカナダのスタジオ、Cube Worksです。

ギネス世界記録によると、このモザイクの面積は277平方メートル、キューブの数は85,626個でした(当時のニュースでは約85,800個とするものもあります)。何年ものあいだ、世界最大のキューブ・モザイクでした。

現在の記録:109,000個

今の記録を持っているのは、玩具工場がとても多い地域である中国・汕頭の澄海玩具協会です。2024年10月24日、109,000個のキューブを使い、面積が約338平方メートル、テニスコートより広いモザイクを披露しました。キューブメーカーのMoYuが公開したこの動画で、端から端まで見られます。

ギネスには、表と裏で違う絵が見える「両面モザイク」という別の部門もあります。キューブの向かい合う面はつながっているので、2つの絵が同時に出るように色を慎重に選ぶ必要があります。

キューブ・モザイクの作り方

  1. 絵を選び、画素のマス目に縮めます。キューブ1個につき幅3画素です。100 × 100個のキューブのモザイクなら、300 × 300画素の絵になります。
  2. 6色に変換します。白、黄、赤、オレンジ、青、緑です。これを自動で行い、遠くから見て影やグラデーションがきれいに見える組み合わせを探してくれるプログラムがあります。
  3. キューブを1つずつ準備します。正面が、その部分の絵の9色とぴったり同じになるまで回します。キューブを揃えられなくても大丈夫ですが、パーツの動き方を知っていると役立ちます。
  4. キューブを並べます。設計図どおりに、1列ずつ台に置いていきます。

時間がかかるのは3つ目の作業です。10万個のモザイクなら、10万の面を1つずつ準備しなければなりません。だからこうした記録は、大人数のチームが何日も、ときには何週間もかけて作ります。

自分でモザイクを作ってみよう

何千個ものキューブは必要ありません。9個(3 × 3)あれば、9 × 9画素の絵が作れます。ハート、ゲームのキノコ、自分の名前の頭文字などです。36個(6 × 6)あれば、簡単な顔も作れます。いくつかのコツを紹介します。

  • 同じモデル、同じ色合いのキューブを使いましょう。キューブごとに色が変わらないようにするためです。
  • まず方眼紙に絵を描き、どのマスがどのキューブに当たるかを書きこみます。
  • コントラストの強い絵を選びましょう。色が6つしかないので、細かい部分は消えてしまいます。

1つのキューブでできる模様が好きなら、市松模様やキューブ・イン・キューブなど、ルービックキューブの模様もぜひ見てください。まだ揃えられない人は、ルービックキューブの揃え方をステップごとにどうぞ。